人文学部の紹介

 

人文学部の紹介

学部長メッセージ

小池 新

人文学部 学部長

人工知能の急激な発達に注目が集まりますが、技術だけでは社会問題は解決できません。人を理解し、その能力を総合的に引き出す必要があります。東京家政大学は「人の生(Life)を支える学の構築」を標榜した総合大学です。その人文学部は、英語名称の Faculty of Humanities が示すように、人に関する様々な教育と研究を推進しています。人文学部には、他学部の専門分野を人に関する観点で総合する役割が求められていると言えます。このミッションを達成するために、人文学部は英語コミュニケーション学科、心理カウンセリング学科、教育福祉学科の3学科を擁し、多数の教員が多彩な活動をしています。

東京家政大学人文学部の特徴の1つは、実践的な資格・技能の学びです。英語コミュニケーション学科では、英語をツールに、人々の多様性を理解しつつ、観光、情報、ビジネス、教職などの知識・技能やコミュニケーションスキルも学びます。心理カウンセリング学科では、カウンセリングもできる養護教諭の養成課程、データサイエンス能力を活かした社会調査スキル、さらには実践で通用する心理学も学びます。教育福祉学科では、心理、教育、福祉など多方面から人を理解することで、人が人生の様々な場面で出会う事柄に対応・支援が可能なリーダー養成課程を体系的に学びます。

もう1つの特徴は、女子大の強みの少人数教育で学ぶ理論や考え方など、人の真理の追求です。大学で、苦悩しつつ友人や教員と議論し考え抜いたプロセス自体が、人文学の学びの価値です。これは長い人生の通奏低音的な役割を担うでしょう。 実学の学びを活かし、専門職採用や能力を活かした就職にたいへん強いことも魅力です。学びの両輪を経験し、高校時代には思いもしなかった分野に就職し、活躍している先輩方も多数います。新しさと古き良さが混在する東京の下町の板橋キャンパスで、一緒に学び人生を豊かにしましょう。

人材養成・教育研究上の目的

人文学部は、専門的な学術の理論と実践的な知識や技術を教授し、国際的な視野に立ち、人間理解を深め、多種多様な考え方を受容できる能力を養い、社会で活躍する人材を育成する。
  • 英語コミュニケーション学科は、国際化時代に対応できる英語によるコミュニケーション能力を養成し、英米文学・英語学・英語教育に関する学識を深め、視野の広い総合力を持った人材を育成する。
  • 心理カウンセリング学科は、医療・教育・産業等の社会のあらゆる領域において、心理学の知識と対人関係スキルを備えた実践力のある人材を育成する。
  • 教育福祉学科は、複雑化した社会における生涯にわたる人間関係の諸問題に対応する総合的な力を育成し、ライフコースを支援できる専門知識や技術を持つ人材を育成する。